ゲティンゲの宣言:2025年までにカーボンニュートラルへ

2020年7月27日

本内容は、本社にて724日付けで発信したプレスリリースを翻訳したものです。内容・解釈については原文の英語版が優先されます。原文はこちら。

ゲティンゲは、2025年までにカーボンニュートラル企業になることを発表しました。この目標は複数の分野において段階的に達成していく予定で、持続可能なヘルスケアに向けて環境面だけでなく社会面においても寄与するという当社の方針に沿ったものです。

長期的な価値創造および競争力の確保に向けて、サステナビリティは当社にとって不可欠な重要課題であり、環境負荷を最小限に抑えるべく積極的に務めます。ゲティンゲは、地球温暖化を産業革命以前のレベル+1.5℃に抑えるというパリ協定の目標を達成することを約束し、2025年までにカーボンニュートラル企業になることを決心しました。

「弊社では2012年には、独自のEcoDesign指針に則り製品ライフサイクルにおける環境負荷の改善に着手してきました」と、Mattias Perjos社長兼CEOは言います。「これは原材料の抽出から、製造、流通及び使用、そしてリサイクルと廃棄に至るまでのすべてのステップを対象としたものです。現在、弊社はこれを一歩進めて、カーボンニュートラルの実現に全力を尽くします」

EcoDesign指針に基づいて作られた製品のひとつが、86シリーズ洗浄消毒器のS-8668Tモデルです。S-8668Tは中央材料部(CSSD)での再処理効率を高めるために開発されました。S-8668Tモデルにはターボ・マルチタスク技術が搭載されているため、プロセスタイムを最大25%削減でき、結果として電力、水、化学品の全体消費量を減らすことができます。

「弊社には、お客様に安全で持続可能な製品を提供するために最大限努力する責任があります」と、Mattias Perjosは続けます。「弊社の製品ラインナップでも、蒸気滅菌器GSS610H*、PowerLED II サージカルライト、麻酔器Flowシリーズなど、今では数多くの製品がEcoDesignに基づいて製造されています」
*GSS610Hは日本ではお取り扱いしていない製品です。


また同様に大切なことは、生産時のCO₂ 排出量を大幅に削減するゲティンゲの取り組みです。2010年から2018年の間で、直接的および間接的排出量は29%(トンCO₂/MSEK)削減されました。

カーボンニュートラル企業になるという新しい目標を達成するために、ゲティンゲは様々な取り組みを計画してきました。例えば、再生可能エネルギー(グリーン電力)への切り替えおよびグリーン認定への投資、また車両での移動や出張の習慣を見直すことや、新しいスマートロジスティクスの代替手段を見つけることなども重要です。

「今後5年間ですべてをカーボンニュートラルにするという決心は弊社にとって必然のステップであり、組織全体のオペレーションの一部になる予定です」と、Mattias Perjosは言います。「弊社は目標達成を確実にするために、環境保全の取り組みに関連する活動を分析、評価そして追加し続けていきます」


ゲティンゲのカーボンニュートラルに向けた活動は、第三者監査人であるPwCによって外部から検証される予定です。ゲティンゲのサステナビリティに関する現在の活動詳細については、Sustainability Update Report 2019をご覧ください。

日本でのプレス関係お問い合わせ先:
別府真由美(Mayumi Beppu)
Phone:+81(0)80-7739-1984
E-mail:Mayumi.beppu@getinge.com

■ ゲティンゲについて
ゲティンゲは、すべての人と地域社会が最善のケアを受け得ることを願い、病院やライフサイエンス関連施設に、臨床結果の向上と最適なワークフローの実現を適える製品・ソリューションを提供しています。その領域は、集中治療、心臓血管手術、手術室、滅菌再生処理、ライフサイエンスといった多様な領域にわたります。ゲティンゲは、世界で10,000人以上の従業員を擁し、製品・ソリューションは135か国以上の国で使用されています。

Getinge Group Japan K.K. : https://www.getinge.com/jp