ゲティンゲ、ジェイ・エム・エスと人工心肺関連製品を相互供給へ

2021年1月12日 

グローバルヘルスケアカンパニーであるゲティンゲ(ゲティンゲ本社:スウェーデン ヨーテボリ)の日本法人で、医療技術をリードするゲティンゲグループ・ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:山下 秀明、以下ゲティンゲ)は、株式会社ジェイ・エム・エス(本社:広島県広島市、代表取締役社長:奥窪 宏章、以下 ジェイ・エム・エス)と相互製品供給契約を締結し、2021年1月1日より取り扱いを開始いたしました。

国内の心臓手術件数は増加傾向が続いており、患者や手術要件に応じた様々な医療機器の必要性が高まっています。その一例が胸部大動脈瘤や虚血性心疾患、心臓弁膜症、先天性心疾患の手術に使用される人工肺ですが、必要となる複数のデバイスをあらかじめ回路に繋げた状態でパッケージした「プレコネクト製品」の提供は、医療現場でより迅速で的確に手術準備を行う手助けとなります。

ゲティンゲでは体外循環関連ソリューションで世界トップレベルの実績があり、「膜型人工肺Quadrox-i」は手術時間の短縮に寄与する熱交換能力の高さや、血液へのダメージを軽減する圧力損失の低さが国内でも評価されています。

一方ジェイ・エム・エスは、国内に27営業拠点と3製造拠点を構え、心臓手術分野の豊富なラインアップを取り揃えると同時に、プレコネクト製品の提供にも実績があります。
今回の相互製品供給契約の締結により、ゲティンゲの膜型人工肺Quadrox-iおよび関連製品をジェイ・エム・エスでプレコネクトした状態で出荷することで、国内年間需要約60,000個[1] の人工肺を、より多くの医療機関により迅速で経済的に導入することが可能になります。

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人工肺Quadrox(左)とリザーバー(右:上部)

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ジェイ・エム・エス社製プレコネクティング回路

また本締結を機に、ゲティンゲとジェイ・エム・エスは、ゲティンゲの体外式膜型人工肺ECMO装置の供給においても協力体制を固めていきます。

[1] 矢野経済研究所調べ

 

ゲティンゲの人工肺に関する情報はこちら 
ゲティンゲのECMO装置に関する情報はこちら

販売名:膜型人工肺QUADROX-iシリーズ
一般的名称:対外式膜型人工肺
承認番号:22200BZX00152000

販売名:膜型人工肺QUADROX-i新生児・小児用
一般的名称:対外式膜型人工肺
承認番号:22400BZX00418000

 

■ジェイ・エム・エス について
1965年に広島で創業した総合医療機器メーカーです。「かけがえのない生命(いのち)のために」という創業精神のもと、病気の治療や診断に使用される医療機器の研究開発・製造・販売に取り組んでいます。国内外に生産・販売拠点を構え、輸液・栄養、透析、外科治療、血液・細胞の4つの領域を中心に、世界の90を超える国や地域に製品を供給しています。
ホームページはこちら:http://www.jms.cc

■ ゲティンゲについて
ゲティンゲは、すべての人と地域社会が最善のケアを受け得ることを願い、病院やライフサイエンス関連施設に、臨床結果の向上と最適なワークフローの実現を適える製品・ソリューションを提供しています。その領域は、集中治療、心臓血管手術、手術室、滅菌再生処理、ライフサイエンスといった多様な領域にわたります。ゲティンゲは、世界で10,000人以上の従業員を擁し、製品・ソリューションは135か国以上の国で使用されています。
詳細はこちら:https://www.getinge.com/jp

 

■ お問い合わせ先
ゲティンゲグループ・ジャパン株式会社
Marketing Communications
別府 真由美(mayumi.beppu@getinge.com)
Phone: 080-7739-1984

 

Getinge Group Japan K.K. : https://www.getinge.com/jp